★子どもたちの心身のすこやかな育成などをはかるため、教育(食育)の一環として位置づけられています。
★毎月の献立は文部科学省から示されています。
①1回の給食に必要な栄養量(栄養摂取基準)
②食材をどれだけ食べたらよいか(食品構成表)をもとに献立を考えています。
音更町は、十勝管内唯一の自校給食(校舎内に給食施設があります)です。
小学校 :11校 中学校 :5校 合計16校の町内全小中学校で実施しています。基本的には、町内統一の献立です。
自校給食の特徴は、調理時間になると学校中、いい匂いがしてきます。
にんにくを炒める匂い・揚げ物の匂いなど、子どもたちは、授業中でも「お腹すいたぁ~」「いい匂い」「早く、食べたい」など給食のでき上がりのおいしい匂いが、より身近に感じさせてくれます。作ってくれる調理員さんにも毎日、会うことができます。配膳の時に「いつも、美味しい給食をありがとうございます」「今日のあの匂いはなに?」「今日の給食は、楽しみ!」などなどお礼のお手紙をいただく時もあります。各校で作っているため、でき上がり時間も学校に合わせ調理ができます。
毎日の給食チェックや朝の会での献立発表など、すぐそばに給食室、そして作る人の顔がみえる自校給食は、子どもたちの大事な食育を担っています。
衛生面に気を配り、安全で美味しい給食を子どもたちに提供するため、給食関係者が日々頑張っています。
①和、洋、中華をとりまぜて、味・見た目などに変化を持たせています。
②汁物のだしは「昆布・煮干し」でとり、ラーメン・うどん・スープ用は「とりがら・豚骨」、シチューなどは「鶏がら」でとっています。
③シチュー・グラタンのホワイトルウは牛乳・小麦粉・バターで作ります。グラタンも全て手作りです。
④魚料理(さばのみそ煮・焼き魚・フライなど)は生から調理します。
⑤肉料理(から揚げ・とんかつなど)も衣つけから調理します。
⑥煮物、酢の物、和え物など、子どもの苦手な献立もできるだけ味付けに工夫して出すようにしています。
学校給食の関係者がお互いの現場や取り組みを理解することを目的に、ほ場・選果場の見学、調理場の見学を実施しました。それぞれの取り組みやこだわり等を知ることで、お互いがどうすればより音更産食材の利用を増やしていけるかを考えるきっかけとなることを期待しています。
プロの調理技術を学び、子どもたちによりおいしい給食を提供したいという思いから、調理員を対象とした技術研修会を実施しました。
他地域での学校給食における地場食材の利用状況や取り組みについて学ぶために、関係者での勉強会を実施したり、先進地の視察(福岡県久留米市、福井県小浜市)やセミナーへの参加を行いました。
学校給食で使用しやすい加工品を、音更産食材で開発することで、農産物が少なくなる冬場の期間でも音更産食材の利用を増やすことが可能になります。秋期収穫量日本一の音更産人参を使った人参ゼリーなどを試作しました。